5/29発売 特典情報『地味な剣聖はそれでも最強です5』

2020.05.15 (Fri)

5/29(金)発売新刊の特典情報を公開!

本編を思わず読み返したくなる裏話を3種ご用意!
ぜひチェックして!
※本の入荷日は地域・店舗によって異なりますので、ご了承くださいませ。
※いずれも、一部店舗を除く場合がございます。また、先着順となります。

『地味な剣聖はそれでも最強です5』

著:明石六郎 イラスト:シソ

 

 

●協力書店特典A
WonderGOO、セブンネットで購入の方にプレゼント!
書き下ろしショートストーリー『恋話』
レインが学園のお友達と恋バナを!?

【冒頭をちょこっとご紹介!】
 白黒山水の娘、レイン。滅亡したドミノの皇族唯一の生き残りであり、将来的には子供か孫がドミノに嫁ぐ予定になっている、未来の重要人物である。
 そんなレインだが、まだ幼いのでそんなことをさほど気にしていない。
 彼女の関心事は自分の周辺についてである。
 山水が献身的に働くことによって、彼女はソペード家から与えられる最高の環境で育てられてきたのだが、現状に何ひとつ不満がないというわけではない。
 具体的には、山水への不満である。父親なのに背が低いとか童顔だとか自分に似ていないとか、逸話が物騒とか仕事が過激とかまあいろいろあるのだが、一番問題なのは山水が未婚であり自分に母親がいないことである。
多くの人に囲まれている彼女は、寂しいと感じることはない。しかし大抵の子供には母親がいるのに、自分にはいないということが 少しだけ嫌だったのだ。
 いや、はっきりと嫌で、何とか解決してほしかったのである。別に血縁上の母親を探してほしいとかではなく、母親と呼べる人物が欲しかったのだ。
 そして、この度山水はブロワと結婚することになった。
 それ自体は歓迎だ。レインにとってブロワは姉同然であり、姉が母親になっても悪いことはない。
 だがしかし、ブロワも山水も剣一筋で生きてきたので、夫婦というものがどうあればいいのか知らないのだ。
……続きは書店特典をゲットしてお楽しみください!

 

●協力書店特典B
とらのあな、メロンブックス、
書泉ブックタワー&書泉グランデ&芳林堂書店で購入の方にプレゼント!
書き下ろしショートストーリー『都合』
ブロワの就職秘話!〜こうしてブロワはお嬢様の護衛になった〜

【冒頭をちょこっとご紹介!】

 これは、ブロワがドゥーウェの護衛に選ばれた時のことである。
 まだドゥーウェの兄が当主を継いでおらず、サンスイが師の下で修業を積んでいた時だった。
「ねえお父様。私はもっとすごい護衛が欲しいわ」
 当時からとんでもなく我儘だった彼女は、当たり前のようにとんでもないことを言い出していた。
「……な、なにが不満なのだ、娘よ。お前につけている護衛は、誰もがすごい護衛だろう?」
「そうだ、妹よ。なにか粗相をしたので代えろというわけではなく、もっとすごいとはどういう意味だ?」
 父や兄から溺愛されている彼女には、 当然ながら当時の時点で最高級の護衛がついていた。
 武門の名家であるソペード家には、多くの兵士が仕えている。その中でも傑出した強さを持つ兵士たちが、全力で彼女を守っているのだ。当たり前だが、それはとてもすごいことである。これよりすごいとはどういう ことか、二人にはまったくわからなかった。

……続きは書店特典をゲットしてお楽しみください!

 

●電子版特典
各種電子書籍販売サイトでご購入の方にプレゼント!
書き下ろしショートストーリー『記録』
テンペラの里から出てきた4人の娘たち、あなたは覚えていますか? 

【冒頭をちょこっとご紹介!】
 これは、狂戦士ランが里帰りをする少し前のことである。
 ランと共に里を出た四人の女拳法家たちは、神妙な顔をしてランと話をしていた。
「ラン。私たちは話し合ったのだけど……里に戻ろうと思うの」
「……なんでだ」
 ラン達五人は、傭兵集団の末裔であるテンペラの里の出身である。
 しかし圧倒的な強さを持つランは更なる敵を求めて里を出て、彼女たち四人はそれに従う形でついてきた。 断じて、ランが無理やり四人を引きずってきたわけではない。彼女たち自身の意志で、ランについていこうと思っただけなのだ。
 だがそれはまた、彼女たちが自らの意志で里を捨てたということだ。今さら里に帰ったところで、温かく迎えてもらえるわけもない。
「ここでの暮らしは、悪いものじゃないだろう? そりゃあ私は……あの仙人に手も足も出なかったけど……」
 更なる敵を求めて里を出たランが最初に戦ったのは、スイボクの弟子である山水だった。傭兵集団だった時代のテンペラの里を壊滅させた男の弟子が、テンペラの里から出てきた狂戦士に勝つのには何かの因果さえ感じてしまう。
 しかし山水が属するアルカナ王国は、彼女たち五人を迎えることにした。王侯貴族のような扱いではないが、それでも厚遇されているのだとわかる。 少なくともテンペラの里で暮らしていた時代よりは、ずっといい生活ができていた。
「……私が負けたからか?」
 彼女たち四人が里に帰っても、誰も喜ばない。にもかかわらず、帰ることを決めた理由は何か。
 ランには、自分があっさりと負けたことしか、思い当たることがない。更なる強敵を求めておいて、公衆の面前で叩きのめされた自分に失望したのか。だとしたら、止める権利はない。ただ悲しくなってしまう。

……続きは電子書籍特典をゲットしてお楽しみください!

 

 

『地味な剣聖はそれでも最強です5』
2020年5月29日(金)発売予定
判型:四六判 本体価格:1200円
ISBN 978-4391153453

 

 

発売まであと少し! お楽しみに!

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